
2025年09月05日
外出中の子どもの見守りや高齢の家族の安全確認、恋人や夫婦間での安心感の共有など、位置情報アプリは日常生活で幅広く活用されています。

最近では、無料でも高精度に利用できるアプリが増えており、家族向け・カップル向け・個人利用など用途に合わせて選べるのが特徴です。
一方で、プライバシーリスクや情報の扱いには注意が必要です。
本記事では「正確で無料、かつ家族やカップルで使いやすい」といった内容でおすすめの位置情報共有アプリを紹介し、利用時の注意点まで徹底解説していきます。
目次
位置情報アプリの危険性とは?

位置情報アプリは、子どもの見守りや家族・カップル間の安心に役立つ一方で、使い方を誤るとトラブルに発展する危険性があります。
まず注意すべきは、アプリ運営会社や第三者に位置情報が漏れるリスクです。
情報の取り扱いが不十分なサービスでは、広告利用や外部への流出に悪用される恐れがあります。

さらに、位置情報はGPSを利用するため、アプリによってはバッテリー消耗が激しく日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
まとめると、サービス側の危険性(個人情報の流出)と利用者側の危険性(バッテリー消費)があると言えます。
位置情報アプリを選ぶ際の注意点

位置情報の精度が高いか
位置情報アプリを選ぶうえで最も重要なのは、居場所をどれだけ正確に表示できるかという点です。
精度が低い位置情報アプリだと、実際の位置から数百メートルずれて表示されることがあり、子どもの見守りや家族の安全確認に利用できない場合があります。
特に都市部では高層ビルや地下街の影響で誤差が出やすいため、アプリがGPSだけでなくWi-Fiやモバイル回線を併用して位置を補正しているかを確認することが重要です。
バッテリー消費が少ないか
位置情報アプリはGPSを常時利用するため、どうしてもバッテリーの消耗が大きくなりがちです。

長時間の外出や旅行時に電池がすぐ切れてしまうと、本来の見守り機能や安全確認が役立たなくなる可能性があります。
そのため、アプリを選ぶ際には「省電力設計がされているか」「バックグラウンドでの稼働方法が最適化されているか」を確認することが重要です。
プライバシー保護の安全性は高いか
位置情報アプリを利用するうえで欠かせないのが、プライバシー保護の観点です。
自分や家族の居場所データは極めて重要な個人情報であり、管理が不十分なアプリを選んでしまうと、第三者に不正利用されたり広告目的で勝手に活用されるリスクがあります。
信頼できるサービスかどうかを見極めるためには、まず提供元がどのような会社か、利用規約やプライバシーポリシーに情報の扱いが明記されているかを確認することをおすすめします。
利用シーンに合っているか
位置情報アプリは、誰が・どのような目的で使うかによって、おすすめのサービスが変わります。
「誰と使うのか」
「どんな場面で必要か」
を明確にして選ぶことが失敗しないコツです。

利用シーンに合った位置情報アプリを選ぶことで、精度や安全性だけでなく日常での使いやすさも大きく変わります。
位置情報・GPS共有におすすめのアプリ7選
サークリー

サークリーは、投稿やチャット、ライブ配信などを通じて日常を共有できるコミュニティサービスです。
2025年6月からは新たに「マップ機能」が追加され、位置情報アプリとしても活用できるようになりました。

位置情報の共有は初期設定でオフになっており、自分で範囲を選んで公開できる仕組みになっています。
そのため、家族や親しい友人、カップルの間だけで安心して居場所を共有可能です。
さらに、無料で利用でき、信頼できる日本の運営会社によって提供されているので安心してご利用いただけます。
Life360

Life360 は、世界中で使われているファミリー向け位置情報共有アプリです。
グループを作ってメンバー同士の居場所をリアルタイムで確認できる機能や、場所を出入りした際の通知、位置履歴の閲覧、SOSアラートなどが揃っています。

特に「バッテリー消費が少ない」との公式表記を含め口コミでも多いため、スマホへの負担を抑えたい方におすすめです。
本格的に利用する際は有料登録が必要ですが、サービス品質が高い位置情報アプリなので、精度の高さを求めている方におすすめです。
iシェアリング

iシェアリングは、家族や友人とリアルタイムで位置情報を共有できる人気アプリです。
iOSやAndroidアプリに加えてWeb版でも利用できるため、スマートフォンを持っていない家族がパソコンから確認できる点が特徴です。

アプリをインストールすると、登録したメンバーの現在地を地図上で把握できるほか、指定したエリアに出入りした際に通知を受け取れる「ジオフェンス機能」が搭載されています。
この機能で、子どもの登下校や高齢者の外出の見守り、友人との待ち合わせにも利用可能です。
無料プランでも基本的な機能は十分に使えますが、より詳細な履歴や追加機能を利用したい場合は有料プランに切り替える必要があります。
Findmykids

Findmykidsは、子どもを持つ親御さん向けに特化した位置情報共有アプリです。
スマートフォンや専用のGPSウォッチと連携することで、子どもの居場所をリアルタイムで確認できます。
「子どもが電話に出ない」
「すぐに連絡できない状況にいる」
といったシーンでも、アプリを通じて現在地を把握できるため、保護者の不安を解決することができます。

さらに、位置履歴の確認や、特定のエリアに出入りした際の通知機能(ジオフェンス)も搭載されており、学校の登下校や習い事の移動を安心して見守ることができます。
Spoten

Spotenは、シンプルな操作で家族や友人と位置情報を共有できるアプリです。
リアルタイムでメンバーの居場所を確認できるほか、過去の移動履歴もチェックできるため、「いつ・どこにいたのか」を後から振り返ることができます。

また、デザインや操作性が直感的でわかりやすいため、スマホ操作に不慣れな人でも使いやすいのが特徴です。
無料で利用できる基本機能に加えて、コストを抑えながらも必要に応じてアップグレードできる柔軟性もあります。
Googleファミリーリンク

Googleファミリーリンクは、子どもが安心してスマートフォンを利用できるよう設計されたペアレンタルコントロールアプリです。
位置情報の共有機能だけでなく、アプリの使用時間や利用制限、コンテンツフィルタリングなど、保護者が子どものデジタルライフを包括的にサポートできるのが大きな特徴です。
位置情報については、子どもの端末の現在地をGoogleマップ上で確認できるため、外出先でも居場所を把握することができます。

単純な「位置共有アプリ」とは異なり、学習アプリの利用促進や就寝時間に合わせた端末ロックなど、教育や生活習慣づくりに役立つ機能が充実しています。
また、Googleが提供する公式サービスであるため、セキュリティ面やプライバシー管理の信頼性が高いのも安心材料です。
whoo

whooは、友人や恋人との日常を気軽に共有できるソーシャル型の位置情報アプリです。
シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴で、リアルタイムの居場所を地図上で共有するだけでなく、ステータスやひとことメッセージを添えて気持ちも伝えられるのがユニークな点です。
位置情報共有アプリというと「家族の見守り」や「子どもの安全確認」といったイメージが強いですが、whooはむしろ若い世代のライフスタイルにフィットしており、カップルや仲の良い友人同士が「今どこにいるのか」を楽しくシェアする用途に向いています。

また、共有範囲を自分で細かく設定できるため、プライバシーを守りながら利用できる安心感もあります。
位置情報アプリに関するよくある質問
勝手にアプリをDLしても大丈夫?
結論から言うと、相手の同意を得ずに勝手に位置情報アプリをインストールするのは避けるべきです。

家族やカップル間であっても、了承なしにアプリを入れて追跡する行為は、プライバシー侵害や信頼関係の悪化につながる可能性があります。
また、場合によっては不正アクセス禁止法やストーカー規制法など、法的な問題に発展するリスクもあります。
位置情報アプリは浮気の証拠になる?
位置情報アプリを使えば、相手がどこにいるのかを把握できますが、それだけで浮気の確実な証拠になるとは限りません。
居場所が特定の場所にあったからといって、それが直ちに不貞行為を証明する根拠にはならず、誤解やトラブルを招く可能性があります。
実際に離婚や慰謝料請求といった法的手続きで有効とされるのは、位置情報のデータ単体ではなく、写真・メッセージ・証言など複数の証拠が組み合わさった場合です。
※詳細は法律相談所でお聞きください。
無料でも正確に使える?
位置情報アプリは無料プランでも基本的な機能を備えているものが多く、リアルタイムでの現在地表示やエリア通知などは十分に利用できます。

ただし、精度や更新頻度はアプリごとに差があり、無料版では位置情報の更新間隔が長かったり、詳細な履歴が保存されないケースもあります。
精度を左右するのは「GPSだけで測位しているか」「Wi-Fiや携帯基地局の情報を組み合わせて補正しているか」という技術面です。
まとめ
位置情報アプリは、子どもの見守りや高齢者の安全確認、カップルや夫婦間の安心共有など、日常生活で幅広く活用することができます。
近年は無料でも精度の高いサービスが増えており、家族向け・カップル向けなど目的に合わせて選べる点が魅力です。

ただし、プライバシーリスクやバッテリー消耗といった注意点もあるため、利用前に「精度」「省電力性」「安全性」「利用シーン」などを確認することが大切です。
本記事で紹介したアプリの特徴を比較し、自分や家族のライフスタイルに最適なものを選ぶことで、安心と便利さを両立させることができます。